Webライターに興味はあるけど、何から始めていいのかわからない
クラウドソーシングサイトがいろいろありすぎる。結局何を使ったらいいの?
そんな方におすすめしたいのがクラウドワークスです。私は子どもの登校しぶりをきっかけに、クラウドワークスでWebライターを始めました。
今は卒業していますが、クラウドワークスでの実績があったからこそ、直接契約を結べるようになりました。
この記事では、クラウドワークスの概要やWebライター初心者におすすめする理由、実際にWebライターを始めるまでの手順を解説します。実際の画面を交えて紹介するので、ぜひやってみてください。
クラウドワークスとは
まず、クラウドソーシングとは、仕事を募集する人(クライアント)と仕事をしたい人(ワーカー)がマッチングすること。クラウドワークスは、個人のスキルを生かして仕事を得ることができる、日本最大級のクラウドソーシングサイトです。
登録している企業の数はなんと76万社。また、仕事を始める前に、クライアントから報酬をクラウドワークスが預かり、業務完了後にワーカーに支払われる「仮払い」方式が採用されています。
さらに、自分らしい働き方を応援するオンラインコミュニティ「みんなのカレッジ」を開設。ライティングをはじめ、デザインや動画編集など、スキルアップできる環境を提供しています。
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クラウドワークスが運営するオンラインスクール【みんなのカレッジ】
クラウドワークスでの仕事の3つの形式
クラウドワークスには、大きく仕事の形式が3つに分けられます。自分に合った仕事を始めるためにも、理解しておきましょう。
タスク形式
一つ目は、タスク形式と呼ばれるものです。
アンケートの入力や口コミの投稿など、クラウドワークス上で作業をおこないます。クライアントがワーカーを選定したり、交渉をしたりすることがないため、興味のあるものがあれば、すぐに始められます。
回答が承認されると、報酬が支払われます。しかし、回答の内容がクライアントの求めるものになっていない場合は、非承認となることも。とはいえ、そんなに難しいものではありません。
実際に私も妊娠中に、タスク形式のお仕事をしていました。
簡単なものばかりなので、気楽に始められます。「とりあえずWebライターに向いているか、文章を書けるか試したい」「お小遣い稼ぎがしたい」という方にはおすすめです。
コンペ形式
コンペ形式とは、複数のワーカーがクライアントに提案をし、クライアントが最も優れた提案を選定するというものです。
例えば、商品名やキャッチコピーなどがあります。もし提案したものが採用されれば、報酬を得られます。言い換えれば、採用されなければ報酬は得られません。
提案数には上限がないため、複数応募できますが、確実に報酬を得たい方には向いていないでしょう。
プロジェクト形式
プロジェクト形式とは、仕事に応募し、クライアントとワーカーの条件が合意できたら契約に進むというものです。
Webライターとして仕事を始めるなら、このプロジェクト形式のものに応募していきます。また、プロジェクト形式には、「固定報酬」と「時間単位制」の2つの支払い方法があります。
「固定報酬制」とは、契約時に金額を決めるというもの。時間単価制とは、稼働した時間に応じて報酬が支払われるものです。
Webライターの仕事は固定報酬制が一般的で、「1文字何円〜」と指定されています。
Webライター初心者にクラウドワークスをおすすめする理由
私自身も、Webライターとして活動を始めたのは、クラウドワークスでした。ここでは、なぜWebライター初心者におすすめなのかを解説します。
未経験でも応募可能な仕事が多い
Webライター初心者にクラウドワークスをおすすめする理由の一つは、未経験でも応募可能な仕事が多いからです。
実際に、未経験でも応募可能なWebライターの仕事を探してみると、356件ありました。また、「初心者」で検索すると579件でした。(どちらも2024年8月15日現在)
しかし、なかには初心者を狙ってライティングの講座の感想を書かせ、あとでその講座を売りつけようとする悪質なクライアントもいます。LINEに誘導されるようであれば、個人情報も抜き取られてしまうため、避けましょう。
報酬未払いのリスクが少ない
先ほども説明したように、「仮払い」のシステムが導入されているため、未払いのリスクが少ない点も、おすすめする理由の一つです。
なかには、納品したのに確認をしてもらえない、といったトラブルもあります。しかし、クラウドワークスの利用規約では、次のように定められています。
(3) 本取引の内容として、ワーカーがクライアントに対し成果物を納品することを合意内容とした場合、ワーカーは当該成果物を定められた期限までにクライアントに納品するものとし、クライアントは納品された成果物を検収し、ワーカーに対して検収結果(合格・不合格)を通知する義務を負うものとします。成果物の納品後、1週間以内に、クライアントが検収結果を合理的な理由なく報告しない場合、当該成果物の検収の結果は、クライアントによって合格とされたものとみなします。
クラウドワークス利用規約 第14条 固定報酬制による取引
つまり、納品して1週間経っても連絡がない場合、合格されたものとみなされ、報酬が支払われるということです。万が一、何も連絡がない場合は、クラウドワークスの事務局に問い合わせましょう。
評価・実績が蓄積されていく
評価や実績が蓄積されていく点も、Webライター初心者にクラウドワークスをおすすめする理由です。
クラウドワークスでは、一つの仕事ごとにクライアントから評価を受けられます。
例えば、楽天やAmazonで何かを買うとき、レビューを確認しますよね。それと同じで評価によってスキルや信頼性を示すことができます。
高い評価を得られれば、今後仕事を応募するにあたって、大きな力を与えてくれるでしょう。
クラウドワークス以外のクラウドソーシングサイトを知りたい方はコチラ
クラウドワークスでのWebライターの始め方
実際にどのように仕事を進めればいいのか、登録するところから順番に解説します。まだ登録されていない方は、ぜひ記事を見ながら登録してくださいね!
ステップ1.クラウドワークスに登録する
まずは、クラウドワークスに会員登録をしましょう。会員登録は無料でできます。また、GoogleやYahoo! JAPAN、 Facebookのアカウントでも登録が可能です。
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ステップ2.必要書類を提出する
会員登録ができたら、必要書類を提出しましょう。必須ではありませんが、本人確認書類を提出すると、信頼性が高まります。
本人確認書類は、運転免許証やマイナンバーカードが利用できます。健康保険証の場合は住民票が必要です。利用可能な本人確認書類について詳しく知りたい方はこちらからご確認ください。
本人確認書類の提出方法は次のとおり。
ステップ1.ページ右上の名前を選択する
ステップ2.プロフィール編集の「本人確認書類提出」を選択する
ステップ3.本人確認書類に必要な書類を準備の上、「本人確認をはじめる」を選択する
ステップ4.本人情報を入力する
ステップ5.「次へ」を選択する
ステップ6.本人確認書類提出パターンを選択して「本人確認をする」を選択する
ステップ7.本人確認書類をアップロードし「本人確認申請をする」を選択する
本人確認にかかる時間は最大5日営業日以内です。例えば、金曜日に本人確認書類を提出すると、翌週の金曜日までの間に承認されます。
また、NDA(秘密保持契約)も締結しましょう。NDA(秘密保持契約)とは、秘密情報を他社や他人に漏らさないことを定める契約です。
秘密情報の具体例として、クライアントや仕事に関する情報、仕事をするにあたって知り得た情報などがあります。NDA(秘密保持契約)を締結すると、よりワーカーとしての信頼性も高まります。必ず締結するようにしましょう。
ステップ3.振込先口座を登録する
クラウドワークスで得た報酬を受け取るために、振込先口座を登録しましょう。先ほどと同じく、プロフィール編集から「振込先口座登録」を選択すると、登録ができます。
ご自身が保有している銀行口座であれば、どこでも問題ありませんが、楽天銀行がおすすめです。なぜなら、他行宛ての振込手数料は500円(税込)ですが、楽天銀行は100円(税込)とお得です。まだ口座を開設していない方は、この機会に開設しましょう。
振込先口座の登録手順は次のとおりです。
ステップ1. ページ右上の名前を選択する
ステップ2. 「プロフィール編集」を選択する
ステップ3. 「振込先口座登録」を選択する
ステップ4. 口座情報を入力し、「口座を登録する」(または「口座を更新する」)を選択する
もし口座情報を間違えてしまうと、振込ができなかった場合も手数料が発生します。間違いのないよう、情報を正確に登録しましょう。
ステップ4.プロフィールを編集する
プロフィールは、クライアントにあなたのスキルや経験をアピールするために重要なものです。
プロフィールに関するものは「ワーカー情報編集」「スキル登録・スキル検定」「ポートフォリオ・経歴登録」の3つあります。数は多いですが、しっかり作り込みましょう。
未経験でWebライターとして仕事をしたことがない方でも、「未経験です」「初心者です」などと書くのはやめましょう。
なぜなら、クライアントに「初心者だから失敗も許されると考えているのでは?」と不安を与えてしまうからです。これまでお仕事をされてきた方であれば、仕事の経験や実績を書きましょう。
実績がない場合、どれくらい仕事ができるのかがクライアントからしても未知数であるため、サンプル記事を用意しましょう。
サンプル記事とは、どういう記事を書くのかを客観的に示せる記事です。何を書いたらいいかわからないという場合は、こちらを参考にしてください。
ステップ5.仕事を探す
いよいよ仕事探しです。クラウドワークスには、さまざまなジャンルの仕事が日々掲載されています。あなたのスキルや興味に合った仕事を見つけましょう。
「応募したけど返信がない…」ということはよくあること。1日3件応募するなど、数を決めて根気よく続けることが大切です。
初心者の方は「新着」を狙うのがおすすめ。掲載されて日数が経ってから応募すると、他の応募者に埋もれてしまいます。
クラウドワークスでは検索条件を保存できるため、保存しておきましょう。スマホにアプリをダウンロードしておくと、通知で教えてくれます。
ステップ6.仕事に応募する
スキルや興味のある仕事があったら、応募しましょう。クライアントによっては質問事項があるため、必ず答えるようにしましょう。
何を書いていいのか、わからない方も多いでしょう。提案文の大まかな流れは、次のとおりです。
1.あいさつ・自己紹介
2.質問への回答(クライアントからの質問がある場合)
3.経歴・保有資格
4.執筆実績・得意ジャンル(教育、美容など)
5.対応可能な業務(キーワード選定、構成作成、WordPress入稿など)
6.対応可能な本数(5,000文字×月8本程度など)
7.締めの言葉
クライアントからの質問事項がある場合は、必ずすべて答えるようにしましょう。もし抜けがある場合は、それだけで採用の対象外とされてしまいます。社会人としても当たり前なことですが、求められているものには答えましょう。
ステップ7.契約をして仮払いを受ける
無事に採用されたら、契約をしましょう。
先ほども説明したように、クラウドワークスでは、報酬が確実に支払われるための仮払い制度があります。必ず、仮払いが終わってから仕事に取り掛かりましょう。
ステップ8.指示に従って執筆する
クライアントからの指示に従って執筆しましょう。表現の仕方や文字サイズなど、マニュアルがまとめられている場合は必ず守りましょう。
求められていることができていることは当たり前、それ以上の期待に応えることで、クライアントからの評価が高まり、実績につながります。
また、できるだけ前倒しで納品することもアピール方法の一つです。「絶対に次につなげる!」という想いで、誠心誠意、仕事に取り組みましょう。もし、クライアントから修正依頼があった場合は、すぐに対応しましょう。
ステップ9.納品する
執筆が終わったら、納品をしましょう。納品する際には、クライアントにメッセージが送れます。
納品したことを伝えると同時に、仕事を依頼してくださったことへの感謝、今後も継続して仕事をしたい旨を伝えましょう。
Webライター初心者がクラウドワークスを利用する際の注意点
クラウドワークスは「安心安全宣言」を出し、ワーカーが安心・安全に働けるよう、環境改善に取り組んでいます。しかし、なかには極端に低い報酬で仕事を募集するクライアントがいるのも事実です。
そこで、ここでは初心者の方が働きに見合った報酬を確実にもらえるよう、利用する際の注意点を解説します。
悪質なクライアントに気を付ける
先ほども伝えたように、極端に低い報酬だったり、納期が短かったりと、悪質なクライアントも存在します。そのため、初心者の方は、悪質なクライアントを見極め、トラブルに巻き込まれないようにしましょう。
具体的に確認すべきポイントは次のとおりです。
・本人確認が済んでいるか
・評価や募集実績が少ない、問題がないか
・テストライティングと採用後の報酬の差が大きくないか
仕事に応募する際は、必ずクライアントのプロフィール欄をチェックしましょう。評価件数や募集実績が少ない場合は、クライアントも始めたばかりで、ルールが整っておらず、仕事を進めづらい可能性があります。
また、テストライティングと採用後の報酬の差が極端に大きくないかも確認しましょう。
テストライティングだからと、本来、仕事として発注すべきものを、安い報酬で執筆させるクライアントもいます。
他にも、モニター募集として、講座の感想に対して報酬を出し、ライター講座へ誘導するものもあります。しっかりした講座であれば、わざわざクラウドワークスで募集はしないため、間違っても応募しないようにしましょう。
報酬が低い仕事は避ける
クラウドワークスでは、報酬が低い仕事は避けるようにしましょう。
最低でも1文字0.5円、できれば1円以上のものに応募しましょう。報酬が低い仕事は、それだけ質を求められない可能性があり、スキルも身に付きません。
また、仕事にかけた時間や労力に対して報酬が見合わず、「Webライターはきつい……」と辞めることになる可能性も。
報酬は、あなたの仕事に対しての価値を示すもの。適切な報酬が支払われる仕事を選び、自分のスキルを正当に評価してもらうようにしましょう。
仕事の内容が詳しく書かれたものに応募する
クラウドワークスで仕事に応募する際は、仕事の内容が具体的に書かれている仕事を選ぶようにしましょう。内容が曖昧な場合、仕事の範囲に対して共通認識が持てず、トラブルにつながる可能性も。
例えば、クライアントは構成の作成から依頼したいと思っていても、「〇〇に関する記事の執筆」と記載していた場合、ワーカーは執筆だけすればいいと考えるでしょう。仕事の内容を読んでも、具体的な進め方がわからない場合は、避けたほうが無難です。
仮払いが終わってから仕事を始める
クラウドワークスで仕事をする際は、クライアントが仮払いをしてから始めましょう。仮払いをしていない状態で仕事を始めてしまうと、報酬を受け取れないリスクが高まります。
仮払い制度は、ワーカーを守るためのもの。仮払いをしていない状態で始めると、トラブル発生時にサポートを受けられなくなる可能性があります。
Webライター初心者がクラウドワークスで稼ぐためのポイント
Webライター初心者がクラウドワークスで稼ぐためにはどうしたらいいのでしょうか?ここでは、初心者の方でもクラウドワークスで稼げるようになるためのポイントを解説します。
企業が募集している仕事に応募する
仕事に応募する際には、企業が募集しているものに応募するようにしましょう。
理由は報酬が高く、仕事も安定していただける傾向にあるからです。また、企業の予算が多ければ、報酬が上がる可能性もあります。
ただし、企業でもずっと安定して仕事がいただけるとは限りません。そのため、定期的に仕事を探す期間を設け、積極的に応募しましょう。
マニュアルを遵守する
クラウドワークスの仕事では、マニュアルを遵守するようにしましょう。
仕事を始める前には、クライアントが作成したマニュアルを提供されることが一般的です。マニュアルをしっかりと読み込み、指示通りに作業を進めることが、高評価を得るための第一歩となります。
また、マニュアルに沿って作業をすることで、クライアントとの間で認識のズレが生じにくくなり、トラブル防止にも。もし、マニュアルの内容に疑問点や不明点がある場合は、クライアントに質問しましょう。
フィードバックがある仕事を選ぶ
Webライター初心者の方は、フィードバックがある仕事を選びましょう。フィードバックがなければ、いい点・悪い点がわからないまま作業を進めることになります。
しかし、フィードバックがあれば、構成や文章力、表現力など、自分の課題を具体的に知ることができます。また、フィードバックを通して、自分の成長を実感したり、モチベーションのアップにもつながるでしょう。
前倒しで納品する
クラウドワークスで仕事をする際は、納期よりも前に完成させ、納品しましょう。
私はアシスタントディレクターをしていて、他のライターさんが書いた記事をチェックすることがありますが、納品日に納品される方が大半です。
そのため、納品日より前に納品すれば、それだけで他のライターさんとの差を付けることができます。
もちろん、「早く出せば質はどうでもいい」というわけではありません。マニュアルを遵守し、クライアントが求める質を保つ必要があります。クライアントが期待する以上の仕事で、評価を上げていきましょう。
実績が付いたら文字単価を上げていく
クラウドワークスで実績を積み重ねたら、文字単価を上げていきましょう。
積極的に単価交渉をおこない、自分のスキルに合った報酬を得ることが、稼ぐためのポイントとなります。クライアントからの高評価は、信頼関係の構築につながり、単価交渉を円滑に進められるでしょう。
\通勤時間0分!在宅ワークを叶えたいなら/
まとめ
クラウドワークスや未経験や初心者でも応募可能な仕事が多くあるため、Webライターを始める際に最適なクラウドソーシングサイトです。
未経験や初心者でも仕事を獲得するためには、コツがあります。まずは信頼性を高めるために、本人確認を済ませ、NDA(秘密保持契約)を締結しましょう。
また、応募しても返信がないことはよくあること。1日3件や5件など、数を決めてコツコツと応募をしましょう。
特に新着を狙うのがおすすめです。応募者が少ないため、初心者の方でも採用される確率が高くなります。「応募しているのに採用されない…」という場合は、応募文に問題があるかもしれません。
私でよければ相談に乗りますので、コメントやXのDMでお気軽にご相談ください。私自身の商品はないため、何かを売り込むことはありませんので、ご安心ください。